仏教は、一人一人の心を“安らかな心”に育みます。
「仏教」は、この世に存在する全ての人間が安らかな心で人生を過ごせますように、と願う宗教です。
そのためには、私達一人一人が【この世に存在する全ての人間が安らかな心で人生を過ごせますように】と思える心を持つことが大切です。
ところが現実では、そのように思えないことが多く、自分のことしか考えられず他人を思いやる心に欠け、ないことをあると思い込んで自分で不安になり悩んで苦しむ、という様子が多く見受けられるような気がします。
自分も他人も皆が安らかな心であるために、まずは自分の心を見つめることを大切にし、「私の命って尊いんだ!」「今私の命があるのは気づかないところでも皆が支えてくれているおかげなんだ!」「私も皆を支えられるような生き方を一緒にしたいな!」と気づいていくことが仏教の意義であります。また、私達が生きているこの世界の真理を知り、要らざる悩みに惑わされないで、心を豊かに持ち続けることも大切なことです。
万松院におきましては、そのような布教活動に加えて、位牌に関する悩み、その他諸々の悩み事、相談事などもお受けしております。特にいろいろな沖縄の行事の由来、さらに死者・先祖が本当に子や孫に供えてほしい供物の在り方、ウサンデーの意味、なぜ手を合わせるのか、仏壇やお墓に供えた物はなぜ1つも減らないのか、大安はとても良い日と言う人がいるがなぜ良い日に事故やケガなどが起るのか、どのような心であれば本当の安らかさが得られるか、というような事なども丁寧にお伝えしてまいります。
仏教の教え、本当の心の在り方を学び、一緒に安らかな道を歩んでまいりましょう。
住職 松久宗清(マツヒサソウセイ)
僧名 宗清(そうせい)
昭和26年(1951) 那覇市首里に生まれる
昭和44年 首里高校野球部員として春の甲子園に出場
昭和45年 琉球政府立首里高校卒業
同年 師父宗悦につき得度
昭和49年 岡山商科大学商学部商学科卒業
同年 京都市妙心寺専門道場(僧堂)に入門し、禅の修行を行う
昭和51年 万松院13代住職となり今日に至る
著書に「沖縄の法事」「沖縄の法事と心」がある
副住職 松久宗貴(マツヒサ ソウキ)
僧名 宗貴(そうき)
昭和60年(1985)那覇市首里に宗清の長男として生まれる
平成16年 沖縄県立首里高校卒業
平成19年 師父宗清につき得度
平成20年 佛教大学教育学部教育学科卒業
同年 大分市萬壽寺専門道場に入門し禅の修行を行う
平成22年 万松院副住職となり今日に至る